
笹沢左保の長篇ミステリー『死人狩り』が、祥伝社・祥伝社文庫から2019年5月15日に発売されました。
伊豆西海岸を走行中の路線バスに突然銃弾が撃ち込まれ、バスは海へ転落。乗員・乗客27人全員が死亡するという、凄惨な事件が発生します。その中には、静岡県警警部補・浦上達郎の妻と二人の子どもも含まれていました。
家族を一度に失った浦上は、深い悲しみを抱えながらも、この事件が単なる無差別殺人ではないと考えます。27人の犠牲者の誰かに恨みを抱く人物が、その一人を狙って犯行に及んだのではないか。そう考えた浦上は、亡くなった乗客一人ひとりの過去や人間関係を徹底的に調べ始めます。
27人には、それぞれ異なる人生があり、誰にも知られていない過去や人間関係がありました。調査を進めるにつれ、事件の背後に隠された意外なつながりが浮かび上がり、浦上は「犯人はいったい27人のうち誰を狙ったのか」という核心へと迫っていきます。
大量殺人の謎を追いながら、犠牲者一人ひとりの人生を掘り起こしていく独特の構成が印象的な本格長篇ミステリー。家族を奪われた刑事の執念と、27人の人生の裏側に潜む真実を描いた、笹沢左保ならではの緻密な捜査と人間ドラマが魅力の一作です。
『死人狩り』
著者:笹沢左保
出版社:祥伝社
レーベル:祥伝社文庫
発売日:2019年5月15日
ISBN:978-4-396-34527-3
価格:814円(税込)
サイズ:文庫
