
笹沢左保のミステリ作品『後ろ姿の聖像 もしもお前が振り向いたら』が、有栖川有栖が選んだベストミステリセレクション「有栖川有栖選 必読! Selection」の第9弾として、徳間書店・徳間文庫から2023年2月8日に発売されました。
真夏の工場駐車場で、かつて女性歌手として活動していた女性が絞殺されます。彼女は、発表前の歌謡曲「そのとき」の盗作をめぐって起きた、八年前の殺人事件の目撃者でした。そのため、事件の犯人として服役し、出所したばかりの沖圭一郎に再び疑いの目が向けられます。
しかし沖には、事件当時の鉄壁ともいえるアリバイがありました。それにもかかわらず、沖はなぜかそのアリバイを隠し、自らに不利となる不可解な行動を取ります。真犯人を追う捜査の中で浮かび上がる登場人物たちの奇妙な行動と、それぞれが抱える秘密。そして複雑に絡み合った謎は、やがて一曲の歌の歌詞へと収束していきます。
逆説的な二重アリバイという大胆な仕掛けと、人間の運命や信念を描いた物語が融合した、笹沢左保の技巧と構成力が光る本格ミステリです。
『有栖川有栖選 必読! Selection9 後ろ姿の聖像 もしもお前が振り向いたら』
著者:笹沢左保
出版社:徳間書店
レーベル:徳間文庫
発売日:2023年2月8日
ISBN:978-4-19-894826-9
価格:836円(税込)
サイズ:文庫
